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オオスズメバチの脅威

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写真の硬貨は日本の100円硬貨、直径約22mm 春先頃からスズメバチらしき蜂を時々見かけていてこれは注意と思いながら、取り合えず様子見だったのですが、8月の盆休み明けにあたりをビュンビュンと飛び回り始め、こちらが動いているせいなのでしょうが、ひつこく近くに寄ってきたので、ちょうど手にしていた屋外展示用の額縁で、幸いうまくパコ~ンと3~4m先へたたき飛ばして、たたき飛ばされて飛んでゆく様は何やらスローモーション映像を見ているようでしたが、急ぎ屋内に入ってから外を眺めていると、先ほどの蜂でしょうか、木をよじ登ってゆくその体長は4㎝程のビックサイズ。 しばらくして、蜂の動線を追うと、道沿いの壁の土台につい先頃までは見かけなかった割れ目穴が出来ていて、そこを出入りしているのが確認できた。 見かけるのは1匹なので、ハエなどを捕獲する粘着テープで捕れるかも知れないと素人の浅知恵で、出入り口にテープをブラ下げていると、大きな奴がゾロゾロと2~3匹顔をのぞかせてきた。いやいや、これは逃げるしかない、とても素人の手には負えそうにないので、早速に専門の業者にお願いし、早々に翌日に来て頂けた。 蜂は、スズメバチの中でも最も危険なオオスズメバチで、毒性は通常のスズメバチの5倍で、刺されたら気絶するほどで、攻撃態勢に入ると時速40㎞程のスピードで毒針を前方に向けて飛んで来るので、服の上から刺さるのだそうです。非常に危険なので、刺激しないために、近づかないで下さいという注意をいただいた。「・・・・・」。 駆除が始まると、何匹もの蜂が飛び出してきて、プロと言えども危険な作業だそうで、見かけるのは1匹でも中には沢山いたということで、これはやはり素人の出る幕はなさそうです。 10分程で駆除終了。駆除時に飛び出した蜂は仕掛けた薬剤で時間をおかず飛んでいる途中に息絶えるものの、巣の周辺を飛ぶので、1~2日注意とのことでした。 幸いに翌日には周辺を飛び回る蜂は見かけず駆除成功ですが、あたりに体を丸めた蜂が落ちていて、ざっと拾い集めてみるとその数9匹。 掲載の蜂写真はそのうちの1匹です。体長約4㎝。 都市部でもこうして、スズメバチが巣を作るということなので、要注意です。

永谷園「東海道五十三次」カード

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お茶づけ海苔でおなじみの永谷園、といっても現在は商品アイテムが増えているのでこうした呼び方はあまり当たらないのかも知れませんが、その最近(2017/01)のテレビCMで《ついに復活-東海道五拾三次カードフルセットプレゼントキャンペーン》というのを見かけます。 このお茶づけ海苔商品には以前、絵画カードが1枚封入されていて、この企画は1965年から1997年まで続けられたそうですが、スタート時のシリーズが「広重・東海道五十三次」で、応募すると55枚フルセットが当たるというキャンペーンがありました。 当時、実際に応募して当たったカードセットが下の写真です。今回の復活キャンペーンの元祖です。 改めてこれを久々に取り出して眺めてみて、感心したことが3つ。 ひとつは、今なら安易にメーカーロゴが入りそうですが、パッケージやカードのどこにも「永谷園」の表示がないこと。 またひとつは、今なら当たり前ながら、パッケージ裏面の簡易解説が日本語だけでなく英語表示があること。 あとひとつは、現代さまざまな分野でもてはやされる日本製ですが、Printed in Japanと表示されていること。 カードの企画が始まった1965年というのは、東京オリンピック(1964年10月)の翌年です。 当時小学生だった私には、時代実態というのは理解しようもないので、「お茶づけ海苔」というこの商品が当時の日本の一般家庭にとってどのくらいの家計負担の物であったのか実感としてよくわかりませんが、今ほどに食品が豊かな時代ではなかったし、学校で浮世絵の「東海道五十三次」というのは習って知識として知ってはいても、教科書に全絵柄が載っているいるわけでもないし、現代のように様々な情報が簡単に入手できる時代でもなかったわけで、こうしてみると、当時のこのキャンペーンはなかなかと文化的企業アクションだったのだと思えます。